TOEIC750点で何ができるか

 今回は750点でした。初めて受けたのは社会人になってからで、得点は500点前後でした。それからだらだら、何度も長期の挫折ややる気ないシーズンを経ての、750点です。

 さてTOEICで750点というのは何ができるかというと、コミュニケーションは何もできません。道を聞かれても教えてあげられません。「〜〜はどこですか」という相手のいうことは簡単なのなら聞き取ることができますが、行き方はわかっても教えられません。自分が道を尋ねることもできません。相手が道を教えてくれたら、多分わかりません。むろん英語で仕事ができるわけありません。外人と会話なんてできません。マーティンのインタビューも聞き取れないし、SHERLOCKは英語字幕をだしていても、早すぎてわけわからなくてついていけません。ホビットは英語字幕を出していたらちょっと聞き取れるような錯覚におちいりますが、わからない単語もあります。750点だったら色々できるよ!、という人もいるでしょう。しかしいまの私はかなり何もできません。

 役に立たない理由の一つは、とくにこれといった目的もなく英語の勉強を続けていたからだと思います。とりあえずTOEICで700点台ぐらいになりたいなぁ、ぐらいで、それ自体が目標というか目安でした。動機としてはあまり推奨されないと思います。テストの点数がとれるようになるだけで、何もできるようになりません。

 しかし最近は、「SHERLOCKを字幕無しで英語でみる」という輝かしい目標を得ることができました。マーティンのインタビューが聞き取れるようになる!、というのも掲げています。

 目標がなくてもだらだら勉強はできますが、目標があるほうが「ずっと楽しい」です。楽しいからといって辛さは減らないところが「勉強」たる所以ですが、ぜんぜんましです。
 500点くらいだったころの自分は、750点なんて遠い雲の上でしたが、あきらめて何度も投げ出してもまた戻ってくれば、いつかはたどり着ける場所でした。何度投げ出して「やーめた」と言ってもいいんです。またしれっとした顔で戻ってくるのです。戻ってくるたびに英語の新しい本を買っていたら業界の思うつぼなので、それは2,3回やったらやめましょう。

 聞き取れるようになるのは何時の日だろう。S3の放映に間に合ったら「かっこいい」けど、可能なのだろーかムリムリなのだろーか。