勝連城跡と中城城跡と首里城跡にちょっといった

 海中道路の帰りに迷ってから勝連城跡。緑の丘がよにょっとあって、その上にかっこいい城跡がある。そばに駐車場と小さい施設があってクーラーがきいている。新しめの施設でトイレもきれい。入場料はいらない。35度はないだろうけど炎天下! なタイミングで、ひーこらいいながらのぼる。
観光にきている台湾人か中国系の三人組(男性1,女性2)が、ばしばしポーズ決めて写真撮影していたのだが、(撮るのはもっぱら男)その体力はいったいどこから! なにその涼しい顔! 。城跡は意外とコンパクト。文字通り四方の海を見渡せる場所。青い空の下、さわやかな強めの風。昔この地域で勢力をほこった人がいて、でも琉球王朝に滅ぼされたほう。降りていく道、蝉がいないねといっていたら、聞き慣れない蝉の鳴き声でうるさくなっていた。



 中城城跡は勝連城跡よりもぜんぜんでかい。入場券の販売所とかトイレは、むかしの観光地で大丈夫か? と思ったが、ちょうどトイレとか工事中。ぎゅいっと短い坂はでこぼこの極み。のぼると、だだっぴろい緑、その先に城跡がある。神秘的かつ冒険心をくすぐられるような遺跡。歩いたりのぼったり汗だくだくで、やっぱり飲み物がいったなあと反省。
(σωσ)(・Θ・)の聖地で多分ここかなぁとてきとうな写真をとり、一番上までいくと、発掘作業中。 中城城跡は琉球王朝の時代から明治政府になっても、行政上の重要拠点だったらしい。途中ごんごんとエンジンの音。上空を戦闘機(多分)F22が2機横切っていった。



 首里城跡はもっとでかい。那覇市内にあり、前回いったときは気づかなかったが、やはり山の上にある。駐車場を入り損ねて周囲をぐるっとしてしまったが、山の手みたいな地域なのかしらとか。着いたころはほとんどお昼時で、猛烈な暑さ。東京の猛暑になれた身でもかなり辛い。施設のなかは空調がきいているので、極彩色の建物やら何ならを見物うろうろ。琉球王朝の役人の一日の説明パネルを見ながら、毎日ここまで上ってきたのは大変だったろうなあと思う。残業は王様の許可がいるって書いてたぜ!!


 首里城琉球王朝のあいだになんども燃えたりしているみたいだけど、ともかくも太平洋戦争では、すみからすみまで燃えたらしい。みずみずしい緑、青い空、和洋の中世が混ざったような城跡で、まさに歴史に思いをはせるなんだが、びゅいーんと戦闘機が飛んでいくのは何とも言えないもにゃもにゃした気持ちになった。