ハモネプの感想

 ハモネプを最後のほうだけみた。決勝はレベルが高くてびっくりした。3組とも、緊張しているのがありありとわかるのに、のびやかな綺麗な声とハーモニーとリズムがあった。すごい。


 個人的には、男女のリードボーカルがいるグループが良かった。男女3人ずつだけど、一見おとなしそうな控えめそうな雰囲気で、歌う時も威圧的じゃないけど、とてもきれいだしがっちりはまっていた。リードボーカルのふたりは、声は音量はそんなにないのかもしれないけど、芯がある響きが良かった。ふたりともボーカルレッスンを受けたらもっと声がでるだろうなあ。


 優勝したチームは、武田鉄矢リードボーカルの人に「決勝ではみんなにひっぱられていた」といっていた。決勝のほうがたしかにヲレヲレしていなくていいなあ、と思った。


 ハモネプのルールなのかわからないけど、リードボーカルとか役割が決まっていて、どのチームもリードボーカルのひとが目立ってしまうのが、ものたりないというか、なんか違和感を感じた。みんなで歌ったら合唱になってしまうわけではありますが。


 みんながプロになれる! とか安易なことはいわないけど、まちがいなく、「伝えたい」という感じが、それぞれハイレベルな技術の上に表現されていて、本当にすごいなあと思った。