『八重の桜』「敗戦の責任」みたメモ

 ちょっと前から挫折していたのだけど、前半の山場が近いというので、久々に観る。誰が誰やらかなりわからないのだが、いろいろ気になった点

  • 玉山鉄二がかっこいい。濃いめの顔とか雰囲気が様になってる。
  • 八重の弟が死ぬシーンが、絵面がさりげなく綺麗で美しいなあと思った。
  • 小泉ジュニア分する慶喜さまが、綾野剛に「いっしょに東京かえるよ!」て言うシーン。イケメン同士すぎてそのてんはちょっと吹いてしまったが、なかなかぞわぞわして良かった。
  • そして総大将がいないよ!、って騒いで、中村獅童が「しゅり」と呼ばれてるイケメンにかみつくところ。この人誰だっけなーと後で調べたら斉藤工(『相棒』にでていたときも観ながら気になって、終わってから調べた)。指導の重心ががしっとがちっとがさっといかにもなお仕事きっちりしまっせ、なキャラクタと対照的に、頭脳明晰クールなイケメンだけど、獅童との対比がいいなーと思った
  • つづいて、ナントカという船に乗ってきた人が、「上様にとられちまったよ!」ぷんすかとでてきて、「ちょ、お前ら誰もきーてねーの?」というくだり。部屋と人々との絵面がいいなーと思った。天井とか梁?とか、テーブルとか、直線的なものと、画面に人がいっぱいいるのだけど、なぜか空虚な感じ。
  • 八重ちゃんの旦那が八重にきつい口調で「恭順するのです!」とかいうシーンもよかった。この俳優さん良さがよくわからなかったんだけど。
  • 兄ちゃんは薩摩に捕まってるの?。しかしやっぱりこの人の演技、あるいはキャラクターはまったく好みじゃねぇなぁとつくづく。
  • 西田敏行が家老に復帰して云々のところで、西田敏行より手前?のご老人がいいなぁと思った。
  • 修理が切腹をつげられるところ、翌朝北村有起哉さんが刀をもって殿様のところにくるくだり。ここもなんだかよかったなぁ。。


 背景をよく知っていて、ストーリーをちゃんとわかればわかるほどおもしろいとは思うのだけど、大河ドラマである。一年間毎週観るには、観ている瞬間瞬間で、「お」と引きつけられないともたない。それはそのシーンの台詞や役者の演技、カメラワーク、衣装、セット、光と影、総合的にまとまって「お」がいる。必ずしも美麗であるとか、熱弁ふるうシーンとか、凝ったシーンである必要はなく、ほんのつかのまなのだけど、引きつけられるような何か。見せ場が迫ってきているせいかもしれないが、気になったどのシーンもまだるっこしいことがなくてステキである。


 申し訳ないけど八重さんの兄さまがどうも苦手で。似たようなキャラの旦那もどうも苦手で。役者さんが苦手なのかキャラクターが苦手なのかわからないけど、どうも感情移入ができず、おもしろいと思えない。西田敏行は嫌いじゃないけど、良いえらい人をやっていたらおもしろくない。悪いえらい人か、おかしい役をやっているほうがいい。八重旦那はもうすぐさよならなのかな。他にもたくさん登場人物が入れ替わる時期なんだろうなぁ。一般的には後半のほうが視聴率下がるんだろうな。個人的には、戦いが終わった後、本当に八重さんがメインの物語が始まるのだろうなぁと思っているのだが。


ところでサブタイトルいまいちだ。ナニソレ感あり。