『愛してる』と君は何度いうのか

 朝のワイドショーで中国へいった福山雅治が、中国語で「愛してる」と言っていた。はぁ、日本人も外国人になると「愛している」というのか。韓流スターかレディー・ガガ、そういえばみんな言うけれど。そもそも普段からこの人はこんなことをいうのだろうか。広大なライブ会場で大観衆を前に、ビールの宣伝みたいに黄金に輝く汗をきらきらとばしながら、


「愛してるよぉーー!」


 言いそうだ。言いそうだが、案外いわないかもしれない。どうなんだろう? ジャニーズとかやっぱりいうんだろうか。


 そういえば我らがケミストリーはどうなのよと考える。考えただけじゃなくうっかりつるっとそのままツイート。そしたら健全なるケミファンの皆さまから、言っているという証言をいただく。嘉邦さんは割と言っていて、要さんは意外と少ない。


 言ってるが、その来日した外国人のように、あるいは、海外へいく日本人のように「愛しています」ではなく、「愛してるぜみんなー」といういわばロック的な感じだ。ファンのテンションをあげるためにいうのではなく、当事者がテンションが上がってハッピーな気持ちになったので、「愛してるぜ」って言う感じ。ちなみに要さんは「大好きです」とか。何それいちいち萌えるエピソード。


 要さんも「愛してる」といったことはあるらしい。CHEMISTRYは歌のなかでは百万回ぐらい「愛している」と言っているけれど、それに比べたら言うのは少ない。なので印象も薄かった。いやいや、そうじゃなくて、愛してるといってくれたことよりも、彼らの歌の印象のほうがずっとずっと良かった。そりゃそうだ。


 君は何度「愛している」というだろう。これからも何度も何度も言うと思う。