仕事中にものすごいキレたこと

 すぐキレる自分だが、先日は本当にキレて我ながらびびった。お客さんところでの客との会議中だ。幸いキレた相手はお客ではない。

 もともとソリがあわないというか、普段から許せない点が多い人なのだが、そのとき、「テーブル」とかデータベースの設計や使い方に関する、システムの要件ではなく内部の話になってしまって、その人の口からそういう実装レベルに関するキーワードがぼろぼろ出てきて、

 実装に口出しすんな

と、具体的に思ってキレた。

 ものすごくキレると、自分は、「じゃあ後で詳しい話をしましょう」とか、冷静に丁寧にしゃべるようになる。そのときは上司がなんとか話をおさめて、あとから必死だったとか言われたが。

 もし自分が、その人にむかって、営業の仕事についてもっと〜〜すべきじゃないかー?とかな話をしたら、その人は大声出して机をぶった炊いてマジギレするだろう。自分の部下を叱るときみたいに。

 もともと開発もやっていたようだが、その人はいまはもう営業だし、その人が開発していたものは、自分がいまやっているシステムとは同じではない。2009年から2010年に実装したWebのシステムだ。自分はずっとそれをやっている。世間的に見たら井の中の蛙でしかないが、それでもWebのシステムの実装については、絶対その人よりは知識も工夫も積み重ねてきた自信がある。ものすごいおもしろくない仕事なのに、どれだけ自分の頭と体力を使ったか、それを悔いるほどまじめにやった。どんどん楽しくもなかったしおもしろくもなくなっている。

 そこにわかったようなことをキーワードを吐く。ものすごい腹が立った。キレた。

 そういうことで自分がものすごい腹をたてるというのが、新鮮な驚きだった。そして具体的だったので、今後どういった時にどういった部分で人の話を右から左に流すかということの判断がついた。自分はふだん本当に人の話を聞かないので、せめて意識できる時にはちゃんと聞かなければとおもっていたが、ちゃんと聞いて右から左に受け流すのもスキルだなと思った。