しきゅう応答せよ

 よせばいいのに立ち読みして思ったのは、
「ああ、自分はラッキーだったんだ」
ということ。この人はもっと大変。
 て、まだましとか、もっと大変な人がいる、とか感想としてはかなりダメなほうなんだけど、まあ、あれっすよ。女子および女性の皆さん。たぶん自分の体の不調を目をつぶってなんとかやり過ごそうとしている人いっぱいいると思うのだけど、やっぱりはやいうちに婦人科系の定期検診はうけるべき。弊社はなんとどうしたことは(ってヲレのせい?)か女性が少ないせいか、健康診断で20代から婦人科検診もついている。最初はしんどいだろうなーと思うけど、でも、それは最初だけだし、1年に1回検査を受けとけば、どんな病気も早い段階で対処できるかもしれない。「かもしれない」というのは、そこから実際に本当に病院に行くかどうかは本人次第だし、医師との相性もあるから。まあなんにせよ、痛みや不便さから逃げちゃいけんですよ。ってヲレはだいぶ逃げていたし、いまだ何かと不便が続いているけどね! 子供産んだら生理痛が軽くなるって都市伝説マジかなあ・・・
 おっとこの本はたいへん読み応えあり。こういう話やエッセイは多いけど、この人はある意味かなり緻密。これだけ自分のことを振り返って描き記すことができるというのは、大変なエネルギーがいることだと思う。すごい。私は筋腫をとる手術を思い出すだけでぴーぴー泣けてくるよ! 何がつらいとかそういうんじゃないけどね!

子宮、応答せよ。−−筋腫警報発令中
得能 史子
講談社
売り上げランキング: 4325
おすすめ度の平均: 5.0
5 描きにくいことを描いた度胸に敬服
4 得能さん、ファンです
5 沢山の人に読んでもらいたいです。
5 女子必読
5 ほっとする読後感