資生堂のCMがここんとこ

 最近、資生堂がどーも迷走し始めている気がする。きっかけはTSUBAKIで有名女優などを大人数配置したCMだ。あれはどうみても、「おおー、さすが資生堂、金あるなあ」が第一印象であった。その大人数路線をマキアージュでも続けて、豪華絢爛だったが、今回はなぜかあんなである。直前までの上野樹里をものすごい美人にしていたのに、ええ?どゆこと??? である。そして日焼け止めのCM。エビちゃんの足なげええ!の衝撃から一転、何これだ。 蒼井優はまったくキライではないが日焼け止めなのにこの露出度の低さは何か方向転換があったとしか思えない。

 資生堂サントリーは日本のCMを牽引してきていると思っている。サントリーは商品と同じでだめなやつも結構あって、それもおもしろい。だけど最近の資生堂はどーもわからない。

 そう思うのはもしや自分が年をとったせいなのだろうかとも思う。資生堂はやはり基本的に若い人向けにCMをつくっていて、日焼け止めのCMなど、生々しい感じはもう若者には受けない、と、森ガール系を選んだのだろう。で、マキアージュも若い人向けだから、若い人たちの間で話題になる(と思った)ひとを使ってみる、ということになったのかもしれない。

 あのマキアージュのCMの人は、若い人にはうけているんだろうか?。ついこの間の上野樹里をみたときは、うおお! 女優ですら化粧でこんなにかわるのか! すごい美人だな! と衝撃を受けたけど、今回の人は「ん?」である。わかんない。訴求力がないから少なくとも一人には失敗なCMである。

 資生堂はテレビCMがないものがいっぱいある。いわゆるCMはもうやってらんねんよと予算削減が進んでいるのかもしれない。