『Black&White/ブラック&ホワイト』(This Means War)をクリス・パイン目当てでみた。

原題は"This Means War"2012年の作品。

 リース・ウィザースプーンクリス・パイントム・ハーディのアクションコメディ。クリスとトムハがウィザースプーンを取り合う話なんですが、ウィザスプーンさん、うまいしキューティ・ブロンドではそれなりにかわいいと思ったけど、クリスもトムハもとってもかっこいいのでもにょもにょ。一番美味しいのはトム・ハーディです。かわいいよ!

 各方面の評価の通り、豪華キャストのわりには、な内容でした。観ているときはゲラゲラ笑うし、テンポ感もまぁまぁだし、かっこいいし、そんなに悪いところはないはずなんですが、終わったあとの、何故かこの微妙に残るB級感。おもしろいけど点数つけるとしたら、6点ぐらいになるし、 腐ったトマトなげられるのかなぁと思います。

  • クリスが女遊びする軽い役らしいが、そこまで軽くエロく見えない。キャラクタが微妙に紳士で中途半端。(クリパのせいではない)カークのときのほうがずっとエロくてやらしい感じがした。
  • ウィザースプーンの口の悪い友達役が、めちゃくちゃ口だけひどい下品なことをいうのだけど、ああいうのはアメリカ的だし、繰り返しでくどいなぁと思った。やるやらないの話をしているいっぽうで、「紳士協定だ」とかいっているのは、クリパとトムは的には美味しいけど、全体としては間抜けだった。
  • おばあちゃんや偽の家族のエピソードは中途半端にしんどいし長い
  • 魅力的な人物だとは思うけど、ウィザースプーンがそこまでモテる理由がわからない。特に仲良しセクシーな友達がいるクリパのほうには。
  • イギリス人だというネタがしつこくて、アメリカ人はそうなのかーと思った。イギリス人もCIAにいたりするの?
  • トムハが野外のゲームで本気出すところはおもしろい
  • 職場のシーンが良い。しかし主人公達の周りにいる人が軒並み彼らより一回りずつでかいのはなんでだろう。

 ともかくも、「クリパとトムハの設定をもうちょっと使って、悪役との対決と恋愛ゲームをもっとまく絡めて欲しかった」といったところです。アクションシーンは悪くないのに少なかったのがもったいないです。うまくできていたら続編もあっただろうにと思うと、惜しい。でももし続編がある場合は恋愛ものではなくて、ただのアクションコメディになると思いますが、それで良いのではないでしょうか。クリパとトムハの組み合わせは美味しいです。ネットでしりあって…というあたりのくだりが一番美味しいしおもしろいしカワイイ。。なので別エンディングも、当然あれが一番自然だろう?!、どんどん。
 
 頭空っぽにして観るデートムービーでしょうか。20代後半以降40代ぐらいまではおもしろいと思います。セクシーなシーンはありそうでないのですが、下品な会話は若い人はひいちゃうかもしれないし、バブル世代より上の大人の人には作りが子どもっぽく見えてつまらないと思うかも。

 おもしろいのに惜しい、でも美味しいイケメン映画。脳天気な映画が観たい、というときにオススメです。
 
 原題も邦題もわけがわからないのですが、B級な私がつけるなら『対決! スパイの恋愛大作戦!』でどうっすか?