エヴァンゲリオンがウケるわけのはしっこ
はじめてだいたいちゃんとエヴァをみた。テレビであった映画の第一作目だけど。
大学の頃ぐらいにリアルタイムでテレビでみたときは
- 絵が動かない
- 話が進まない
- 放送時間があまり見られる時間ではない
なので、ほとんど見なかった。でも大学のサークルでエヴァの話をしかけたら、男子2名から声をそろえて
「基本でしょ」
と言われたので(二人とも太宰ラブいまは妻子持ち)、人気があるのだなーと思っていた。
それからはや何年よ
はじめてだいたいちゃんと映画を見たら、うける理由がわかった。
- これはロボットアニメである
- これは男子向けである
- 伝統を踏まえつつ技術発展して人物描写は現代的である(多分)
見ていると、自分がマクロスとかをみていて「ぞわわ」と来た瞬間をちょっと思い出した。エヴァは巨神兵だった。そういう瞬間のハイテク現代版。一方でてくる人物はまったくというかなかなか共感しがたいけど、まあわかるなぁってところもあり。少なくともアムロ・レイよりは共感する(?)
なんといってもロボットアニメだ。エヴァは人造人間らしいが、でかいのがどっかんぎっこんばったーんと大騒ぎするのは、ロボット・特撮アニメの系だと思う。そういうのが好きな人は、非常にテンションが上がる。細部がありダイナミックであり。
多分物語はどうでもよいのだろう。何か良くわかんないけど斬新でかっこええ映像が展開されればそれで良し。
もひとつすごいと思ったのは、声優さんたちの演技力。キャラクターは非常にアニメっぽいし、そんなに絵が動いているわけじゃないのだが、声優さんたちのコブシをまわすがごとくのタメ、早口、低音量とか、他ではあまり見られないいろんなテクニックが全開。主人公がすごい。そういう風にしゃべらせたのは監督なのだろうけど、リクエストに応えられるというのは大迫力だ。
「序」と「破」では、「序」のほうがずっとおもしろかった。この印象はあってるのかな? 「序」をみたらいろんなネタが色々わかっておもしろかった。('-'*)