Java入門の書籍

 本屋へ行くと、しょっちゅう新しいJavaの入門書がでている。それらは、プログラミングの入門をかねていることが多い。だが1冊の本で、プログラミングの入門とJavaの入門をかねると、逆に損をする気がする。お金がかるようにみえても、2冊本を買った方がいいと思う。一冊は、Javaの入門書(やさしすぎないもの)、もう一冊は、アルゴリズムの基礎の基礎の基礎の本。
 初心者は、当人や周囲が思っている以上に、その世界で基礎とされていることを知らない。どれぐらい知らないかも、最初はとんと検討がつかない。早く上達したいなら、その広さや果てしなさを、初心者の人ははやく実感した方がいい。一度は途方にくれてほしい。
 でなければ、いつまでたっても、勉強の入り口にすらたてないからだ。悪い言い方をすれば、いつまでもプログラミングをなめたままになる。仕事にするならば、それはいただけない。責任もって勉強しないと、いつまでも何もできない。

 しのごの言わずにとりあえずJavaがかけるようになんなきゃならねえんだよ、という人は、『独習 Java』とかを買って、もくもくと文法を頭に叩き込む。考え方とか脇に置いておく。目安は、

  • 1から20まで奇数のみあるいは偶数のみを出力する
  • 20から0まで奇数のみあるいは偶数のみを出力する
  • 1から10まで足し算する
  • 有名なFizzBuzz問題
  • 星マークでツリーを出力する

など。Javaの場合は、これらにくわえて、クラス、インターフェースと「コレクション」の書き方や使い方がわかるようになること。(なぜ、は後から考える)

ちなみにwebアプリの入り口は、とほほさんのWWW入門のperl掲示板のプログラムを動かすようにするなど。