何から学ぶか

いま『やさしいJava』という本でJavaを教えている
一番売れている本らしいが

プログラミング初心者に対してもこの本ではまだたりない
最初はいいかなあと思っていたが
すすめているうちにだんだんなんか違うかんがつのってきた

なんでだろ・・・

どっかに書いていた気がするが
Javaはやはり一番最初にクラスをしったほうがいいとおもう
HelloWorldをかくにも、クラスをつくって、そのなかにメソッドをかいて、出力しているということを、形式として知った方がいい

クラスがモノに着目した云々は関係なく
HelloWorld.javaという拡張子のテキストエディタで書けるファイルのなかには、
class HelloWorld{} とかいて、中括弧のなかにすべてかかなければならないこと
mainメソッかいて、sysoutをかかなければならないこと

そういう手順をむずかしいとかややこしいとか教えることも無い
白紙の状態ではそれしかないのだから

そういうもんだと、何も知らない初心者の人はまず書き方をおぼえないと
何もその先へすすめない

世の理系の人は、文系の人がIT業界に入った時点の何も知らなさを想像がつかない
逆もまた然り
それは勉強してきたこと、経験してきたことが違うから当然なのだが
だから理系の人は文系の人に教えるのはむずかしいし
たとえ文系出身の人でも、本を書けるくらいまで知識がついてしまうと
一番最初にどうだったかはなかなか思い出せない
子供の頃の記憶があいまいなのと同じように

会社でやる教育というのは、やはり学校教育とは違う
本質は理解してほしいが、順序はどうでもいい
まずは書き方
消化不良でも丸呑みして模倣のように実装し
その行為に慣れてきたら自然と本質を理解したいと思うようになる
と信じている
というか、そう思うようにならなかったら
はじめて「向かない仕事」とわかると思う
まあ、向かない仕事でも食っている仕事かもしれないから

やさしいJava 第3版 (やさしいシリーズ)BookやさしいJava 第3版 (やさしいシリーズ)


著者:高橋 麻奈

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